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成人式に想う

長男が成人になった。感動は計り知れない。そう私も馬鹿親だから。それだけではない。幼少期から課題があり、手帳をもちながらの人生を歩みはじめ、20年が経過した。最初は子の状況を受け入れ難い時期があった。しかし、妻の母親からの観点での早期の見立てで、「間違いない」ということになった。そういう意味では、周りの子どもたちとは異なる「特別な」人生を歩むこととなる。今でこそ、我が子については、分かる方には色々と話すことができるようになったが、当時は周りに話すというような時間的な余裕も、心のゆとりもなかった。そんな親の心を知ってか、彼はゆっくりではあったが、着実に確実に成長していった。1つ1つ出来ることが増えていく。周りの同年代の子供とは違うが、確かに前に進んでいってくれた。とともに、我々家族も成長させてくれた。彼に感謝である。彼がいなければ、彼が「普通の子」であったら、今の私はいない。幼稚園・小学校・中学校・高等学校と進むにつれ、課題も変化してきた。出来るようになったがゆえに、また新たなる課題が生まれる。その繰り返し。しかし、彼は真っ直ぐだ。野球でいえば、直球しか投げないし、直球しか打たない、そんな「分かりやすい子」でもある。周りの方々は、大変だったね、大変ですね、と労いの言葉をかけてくれる。しかし、当事者の私たち家族は、大変だとは思っていない。「分かりやすい子」を横目に、これから待ち受ける社会の事象や状況にワクワクしていたい。まだ見えない不安ではなく、まだ見えない未来の可能性を待ち焦がれていたい。本日、世間とは違い1日早い「成人式」を所属していた学校で企画していただき、参加させていただいた。昔の時代や時期のことを想いながら、今の彼と先生方と友人と一緒にいる、この瞬間を心から大切に思い、感謝の気持ちでいっぱいになった。人は本当に感動すると、言葉がなくなる。そんなことを身をもって感じた瞬間だった。かわいがられる大人、かわいがられるお爺ちゃんになって欲しいと妻が参加者を前に述べた。私も同感である。当たり前のように学校を卒業し、大学に入り、企業人になって、結婚をして家族をもうける。そんな道とは全くことなるルートであったこと、こうして成人式を迎え、皆から祝福を受けている息子の姿を頼もしくも、愛おしくも感じる。そんな素晴らしい成人式だった。次は10年後、30歳になった息子を成長が楽しみである。ジョンンも歌ったように Grow old along with me 共に成長し続けいこう。息子に感謝。娘に感謝。そして妻に感謝。最後に、一緒に歩んできた自分に感謝。
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